a spoonful of blues
C級グルメと自作料理の記録。でもカレーだけはA級!ときどき音楽、読書、わんこネタ。

profile

spoonful

Author:spoonful
「いつかはグル○○、そしていつかはカレー屋・・・」を夢見る素人料理人。

recent entries

recent comments

recent trackbacks

monthly archives

categories

cookin' (277)
my curry (78)
out to lunch (147)
instant love (208)
readin' (12)
グルコバ (25)
goin' out (50)
drinkin' (16)
mornin’ (21)
sometimes retort (10)
dogs (3)
listenin' (2)
season (10)
sweets (12)
shoppin' (2)
workin' (3)
Thank you (7)
my blog (2)
未分類 (3)

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
ただ読み日記(12)
馳星周「煉獄の使徒」(上下巻)、読了。

煉獄の使徒上    煉獄の使徒下

「オウム真理教」を巡る一連の事件を題材にした作品。

もちろんフィクションなのだが、あまりに現実とうまくリンクしているので、読み進むうちに「そうか、そうやったんか・・・」と納得してしまいそうになる。しかしこれが事の真相だったりすると、何とも恐ろしい話だ。それとも「事実は小説よりなんとか」と言うだけに、実はもっと恐ろしいことが起こっていたなんてこともあるのかもしれない。

信仰というものに縁のない、根っからの天の邪鬼純正トロツキストの私には、ひとりの人やひとつの思想や教義に全面的に帰依し、我が身を捧げるということ自体理解し難いものがあるので、教団側の登場人物には一切感情移入することができなかった。従って私が「馳ワールド」に求める、堕ちていくことへのじりじりとした焦燥感、崩壊することへの「やるせなさ」感、そしてそれと引き換えに得られるカタストロフィーの快感は、幸田というクソ公安警察官を通じてしか味わうことができなかったのがやや残念。

しかし、ディテールに至るまでとにかくよくできている作品なので、長いが退屈せずに読み続けることはできた。
ただ、このところ謎のきつい首こり肩こりに悩まされているだけに、そんな体調不良な状態でこういう重苦しい世界とつき合うのはちとつらかったのも事実。もっと元気なときに読みたかったな。

本日は「グルコバ」Day。がんばって働き、呑み、食べてこよう!
スポンサーサイト
ただ読み日記(11)
先日、ある作家のことを久しぶりに思い出し、これはきっと未読の新刊があるに違いないと思って調べたら、3冊もあったので、こりゃいかん、図書館に予約を入れとかないと・・・と思っていたら、その2日ほど後にその作家が直木賞を受賞していたので驚いた。

白石一文氏。

大好きというわけではないのだが、新作が出るとなんとなく気になって読んでしまう、そのうちいつのまにか完読になっていて、しばらく忘れていると思い出した頃にまた新作が出て、また気になって読んで・・・というお付き合いが長年続いている。

直木賞受賞で予約殺到か・・・と思って慌てて図書館のサイトをチェックしたら、さすがに受賞作は100件近い予約が入っていたが、私が読もうと思っていた作品にはほとんど予約が入っていなくて安心した。

というか、世間なんてそんなものかもしれないな。長く変わらずに書き続けていても、ある日を境にどっと注目されたり、あっという間に忘れ去られたりする。でもそんな騒動の中で、それをきっかけに旧作とじっくり付き合ってくれる本当の読者が少しでもできてくれれば有り難いというところなんだろうか。

氏が受賞後のインタビューで、お父さん(白石一郎氏)が何度も候補になりながら落選し、苦しんでいる姿を見ているので、直木賞は大嫌いだったとおっしゃっておられたのには、なるほどと思った。やはり職業作家にとっては、賞の存在は迷惑なようでありがたい、複雑なもののようだ。

というわけで、この記事のネタは白石作品かというと、そうではないので悪しからず。ここまでは単なるまくら。

今回のご紹介は、もう大分前に読了したのだが、奥田英朗 「オリンピックの身代金」。

オリンピック

とにかく面白い。どんどん読める。ぐんぐん進む。引き込まれて、全く飽きることなく最後まで読める。さすがにうまい。うますぎる。やっぱりこの人は凄い。

東京オリンピックを人質に国家権力と対峙するひとりの学生。この国の新たな創生期といってよい昭和30年代、だれもが疑わず喝采を送るその国の在り様と方向性に、ただひとり敢然と意義を唱える青年の姿がなんとも美しく、悲しい。

そして、主人公を含めた多くの登場人物を通じて、あの頃のこの国の人々のさまざまな生き様が、見事に表現されている。地方出身の東大生、警察官僚、ノンキャリアの警察官、マスコミ関係者、高級クラブのホステス、若いOL、出稼ぎの肉体労働者、下請け企業の監督者、学生活動家、在日朝鮮人、職業犯罪者。そんなさまざまな階層の人たちが、こんなふうに生きながら、考えながら、この国の今を構成し、この国の明日を見つめていたのだということが、しみじみと伝わってくる。そしてあの頃を境に、この国はこんな国になっていった。そんなこの国の原点を見るような思いで読んだ。

是非ご一読を。はんげしくお薦め。
ただ読み日記(10)
何を読んだのか忘れてしまいそうなので、たまには本ネタも書いておかないと・・・。

伊坂幸太郎 「モダンタイムス」、「ラッシュライフ」読了。

モダンタイムスラッシュライフ

続けて読んだわけではないが、同じ作者なのでまとめて紹介。

伊坂作品は、まず「終末のフール」を読み、巧いとは思ったものの、あまりピンとはこなかったが、「ゴールデンスランバー」を読んでガ~ンときて、「グラスホッパー」でう~んと唸り、この「モダンタイムス」が出たときに早々に図書館に予約を入れて、昨年12月の初旬にやっとこさ手にしたのである。

「モダンタイムス」は、「ゴールデンスランバー」と同時並行で執筆された双子的作品だそうだ。「ゴールデンスランバー」の衝撃には及ばなかったが、これもかなりがつんときた。近未来の、なさそうでありそうな話を実にリアルに描いている。登場人物のエッジの効いたキャラ立ちも相変わらず。エスプリの効いた文章も実に巧みだ。ただ、ちょっと減点なのが、主人公の妻。面白い設定なのだが、何かその存在に違和感を払拭できなかった。

「モダンタイムス」がよかったので、伊坂作品を続けて読もうと、書評サイトなどを見ていると、どうも「ラッシュライフ」の評判がよさそうなので、図書館に予約を入れたらわりとすんなり届き、ほぼ続け読みすることになった。

仙台の町で、まったく無関係に進行する人々の人生が、触れ合い、こすれ合い、絡み合って、最後にはひとつの物語に収斂されていく。ひとつひとつは豊かでも愉快でもない人生が共鳴しあって生み出す人生の芳醇な香り。私が作るカレーみたいだな(うそこけ!)。

とにかく素晴らしくよくできている。読み終わったとき、思わず「ばんざーい」と叫びたくなった。これは激お薦め。

ちなみにハードカバーの表紙が私の好きなエッシャーの「上昇と下降」なのも嬉しい。どうでもいい話だが、私の携帯ストラップはこの「上昇と下降」なのよん♪

伊坂作品、まだまだ未読のものがあるので、楽しみに読ませてもらおう。
ただ読み日記(9)
読んだ本もたまってきているんだなあ・・・。こっちこそ忘れないうちに記録しておかないと・・・。
覚えている中で一番以前に読んだのがこれ。

東南アジア四次元日記

宮田珠己 「東南アジア四次元日記」、読了。

文庫落ちしたときの書評か何かを目にして、図書館に予約を入れたんだったかな・・・、確か。とにかくこの異様な表紙には惹かれるものがあった。

要はひとりの若者が「変なもの」を求めて東南アジアを旅する、旅のエッセーなんだが、とにかくここで紹介されているものの「変さ」には瞠目すべきものがある。東南アジアでは、同じ人間がこんなことをやっているのか・・・と驚くこと必至。西洋の近代合理主義の地平では絶対に捉えられない世界だ。次元が違う。まさに「四次元的変さ」だ。

それとこの作者の異様にくすぐりの多い文体は何だ。私もくすぐりの多い文章は得意だが(このブログはいたって真面目に書いているのよ)、ここまでせんでも・・・というくらい、執拗にくすぐってくる。

東南アジアの底知れぬ「変さ」と、この作者のとどまらぬ「くすぐり」が相俟って、異様な世界が展開される・・・。まあ、それだけっちゃそれだけなんだけどね。

暇つぶしにはもってこいの一冊。出張帰りの新幹線の中でビール片手に読むなんてシチュエーションにはぴったりはまると思うよ。そんな方はお供に是非どうぞ。
ただ読み日記(8)
このところ、電車の中で寝てしまうことが多く、読書がとんとはかどらない。前回、本の話をしたのがこれで、それ以来三冊しか読んでない。

ストレスがあると眠れなくなるという人がいるが、私はハイストレスになると、やたら眠くなるのだ。現実逃避かな。

寝てばかりでもない。こうして携帯でブログの記事を打っていたり、レシピを考えて打っていたりもする。いずれにしても本はほとんど読めていないのだ。

そんななかで、先ほどの本に続いて読んだのが、桐野夏生 「東京島」。

東京島

出たばかりの頃に図書館のサイトで検索したら、予約件数が80件を超えていたので、「こんなんいつ回ってくるんやろ・・・」と思ったが、意外に早くやってくるもんだ。最近は人気の本は資料件数が10を超えたりしているものな。こんなにただでまわされたんじゃあ、作家さんが儲からんのもわかるなあ。・・・といいつつ、もっぱらただ読みの私である。

氏の作品はほぼ完読なので、文体にも慣れており、すいすい読み進んだ。まあ、例によってわけのわからん人たちが一杯出てきて、ぐちゃぐちゃと絡みつつ危ない方向に進んでいくという、いつもながらの展開。まずまず楽しませて頂いた。

出たら必ず読むので、次作も楽しみにしとります。

search this site

RSSlink

links

このブログをリンクに追加する

ブログランキング

ブログランキングに参加しています。ポチッと応援お願いします。

FC2Blog Ranking

にほんブログ村 グルメブログ カレーへ
にほんブログ村 にほんブログ村 グルメブログ カップ麺・カップラーメンへ
にほんブログ村

QRコード

QR

フリーエリア

   


copyright 2005-2007 a spoonful of blues all rights reserved. powered by FC2ブログ.
成功するダイエット方法
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。